履門
朝、土楼から厦門行きのバスに乗る。
ブーツに網タイツっつう格好の小姐がバスの肘掛に足をかけて寝ている。めちゃめちゃ気にしながら4時間。 顔はアレなので、見なかったことにしたら・・・充実した移動時間だった。 で、厦門。 厦門島に入るときの風景は半端無い。例えるなら小香港。 町の空気が東アジアのそれではなくて、東南アジアだ。 南に下っているのが凄く解る。 宿を見つけ、暫く休んでから外へ。 宿の辺りは工業地帯らしく、新年ということもあって人がほとんど居ない。車も少ない。なので、ひたすら徒歩で彷徨う。 途中、飛行機のチケットを買わなければいけないことに気付いてチェックするも、以前調べたときRMB670→今日RMB990・・・乗る前日に買えば良い、と考えたのが間違いだった。更に探して探してRMB670のチケットを探し出すも、服務員のミス(と自分が安易に「好的」とうなづいたせい)で結局買ったのはRMB850のチケット。その後、携帯のチャージにも手間取って軽く自棄。 すっかり日も落ちてから鼓浪嶼。 フェリーに吹き付ける海風が気持ち良い。 島にはマクドナルドもあって超観光仕様になっていたけれど、通りの裏側や小さな路地に入り込むと静かで、完全にローカルな世界があった。 フラフラした後で、RMB50渡して料理を見繕ってもらう。山東から出稼ぎに来た服務員と雑談していたら、近くに居たおっさんがやたらと熱っぽく台湾やら戦争のことを語りだす。上海でそういった経験が少なかっただけに、「ああ、ここは台湾の向かいなんだな」と思い出す。海鮮を食べて+ホロ酔いになってから、その熱っぽいおっちゃんに島のことを教えてもらいながら散歩。戦争がどうだのと、日本に居たときのステレオタイプな中国人に出会ったけど、嫌いではない。 フェリー乗り場でおっちゃんと別れたあと、帰ろうかと考えたけれど、タクシー運転手の言葉に乗せられてドライブした後、ベッドへばたり。 *全然関係無い話 厦門にSM広場というショッピングモールがあるのだけど、厦門人にはSMで通じる。奇怪なり。 |