Koh Phangan
A君の一件の後、1人になってしばらく時間つぶし。
暫く、のはずが気分が乗らないせいで相当長い時間だらだらしていた。長い時間同じ場所にいれば、いろいろな人が通りがかる訳で、隣に泊まっているフランス人から「ナカータ、ベリグー。」と連呼された。しょうがないので、負けじと「ジダーン、ベリグー。」と返しておいたけれど、後で聞いたところによると、いろいろな人に言いまくっていたらしい。無視しても良かったかもしれない。 その後もだらだらしていると、タイ人の女の子が「あのー、友達見ませんでしたか?」 ありがちな話だけど、友達と2人でサムイから来たその子は、鍵とお金を持った友達からはぐれてしまったらしい。 M田氏のバンガローのベランダで話をしていると、近所に泊まっているイギリス人が来て話に加わった。こいつは相当酔っ払っている。むしろ、そうでなくても相当バカっぽい。うん、これだ。 「俺の部屋の鍵やるから使えよ。」と連呼連呼。 俺と、女の子は苦笑い。 そのうちイギリス人は消えてタイ人の女の子と2人だけになって、いろいろ話した。 そして待っていても埒があかないので、ビーチへ友達を探しに行くことにした。 ビーチは人で一杯で、こんな所で探していても見つかる訳が無いだろう。そう思いながら歩いていたら、本当に偶然に、すぐ見つかった。 喜ぶ彼女。 あー良かったね(チッ)と思う自分。 でも、もう一つ偶然が起こって、せっかく発見した友達は5分も立たない内に何処かへ行ってしまった。 戸惑う2人。 よし!チャンス!! だった。 過去形。 その後、かっこよさげなオスを見つけて激しく抱擁。 彼氏いねーつったじゃーーーん。 いねーつったじゃーーーん。 じゃーーーん。 非常にやり切れない思いになりました。 こうなったら踊るしかない。 そして、踊りまくってやった。 ハイネケンがライム食塩水の味しかしない程に。 水が食塩水の味しかしない程に。 味覚もおかしくなる程踊ってやった。 そして日の出。 だんだん動かなくなってくる手足、笑顔で踊ろうとするが故に最早どんな感情を表現しているのか分からない、引きつった笑顔。 しんどさと、疲れと、開放感と、あと解らない何かとでごちゃまぜになって、それはもう楽しかった。 午前9時半頃、終了。 一緒に踊ってくれた方々、ありがとうございました。 |