Chocolate Rap
台湾初のヒップホップムービー。
大雑把という意味で、良くも悪くも東南アジアの映画だったけれど、要所要所はしっかり〆ていて、目を逸らさせない。 シリアスな中にも、どこか楽天的で、すこーんと抜けた東南アジア的雰囲気を漂わせる映画は、真面目な話をしたいのに、照れ臭さからついふざけてしまっていた思春期を思い出させた。 ・・・泣くような映画ではないのに感慨深いものがあった。 そうさせたのは、この映画が台湾のものだったから。 10年近く踏み入れていないはどうしているだろうか。 「今の台湾」を見て、自分の目でそれを確かめたくなる、そんな映画だった。 |